図7と図8に示すように、健康ベルト装着後の5分間の短時間で、検査した7名全員に顕著な血流増加効果が認められました。その増加率の範囲は、24%(被験者-3)~114%(被験者-1)で、平均は47%にもなります。このように、健康ベルトの5分間の装着によって、血流は約50%も増加しましたが、脈拍数はほとんど変わっていませんでした。
即ち、図9に示すように、被験者7人の脈拍数の平均変化率は、わずか0.9%に過ぎないものでした。
このように、健康ベルトは、脈拍数に影響を及ぼさないことが判りました。
図7と図8の被験者-6(男性、62歳)の結果に示すように健康ベルトの装着時間が5分間から10分間の延長に伴い、
血流増加率が38%から85%へと、2.2倍に大きくなります。
しかし、脈拍数は、装着5分後で69回/分、10分後で71回/分とほとんど変わりませんでした。
このように、健康ベルトの装着時間が長いほど、血流増加効果が向上しますが、脈拍数はほとんど変わらないことが確認できました。
今回調査した被験者7人の血流増加効果の要約を以下に記載します。
サーモグラフィーは、皮膚表皮の温度を色調で示すことができる測定法です。
皮膚表皮の温度が高くなるにつれて、
青色(32℃)→黄緑色(33.5℃)→橙色(34.3℃)→
赤色(35℃)→紫色(35.5℃)となります。
図10と図11に示すように、被験者1(30歳女性)や被験者-2(25歳女性)では、わずか10分間の「手首用メタルメガ炭素健康ベルト」の装着によって、明らかに手の平の表皮温度が上昇しています。
これは、本ベルト装着付近の動脈の血流が増えるため、その増加した暖かい動脈血が指先の毛細血管を経て、
皮膚上層部の静脈に流れ込むことによる結果です。
このサーモグラフィーの結果は、既述しました血流計測器による測定結果とよく一致しており、本健康ベルト装着後5分~10分の短時間で血流増加効果が発現します。
手のひらの温度は、健康ベルト装着前では33.5~34.5℃でしたが、装着後では大部分が35℃となり、
一部は35.5℃とさらに高くなっています。
手の甲の温度も、装着前では大部分が33.5℃でしたが、装着後では34.5℃と、1℃も上昇しています。
また、表皮温度の上昇範囲も、被験者1や被験者2よりもかなり拡大し、健康ベルト装着位置よりも上部の前腕上部にまでも認められます。
上述しましたように、「メタルメガ健康ベルト」は、
装着直後から5分程度の極めて短時間で、装着付近の
動脈血流を効果的に増加させるとともに、装着時間が長くなるほど血流増加効果が一層顕著になり、その影響範囲がひろくなります。